2014年8月8日金曜日

フランス・ピレネー最高峰ヴィニュマールを望むウレット小屋へ



2005.8.15(月)
登山道からの感動ものの風景
フランスとスペインの国境沿いに広がるピレネー山脈は、3,000m級の山々と豊かな自然が育む魅力的な地である。ベースとなる街は聖地ルルドからバスで約1時間のコトゥレ、山間の街ではあるがホテル、レストランや、レジャー設備も揃った明るく華やいだ大きな街である。今回はここを基点に、フランス・ピレネー最高峰ビュニワマール山の絶景を観に出かける。コトゥレから、バスで約30分のポン・ディスパーニョ(スペイン橋)から、トレッキングをスタートする。
コース概略:
ポン・ディスパーニョ(8:35)~ゴーブ湖(9:30)~滝(10:25)~ウレット小屋(11:15 12:30)~ゴーブ湖(13:40 13:55)~ボン・ディスパーニョ(14:30)
歩行時間:3時間30分

石造りが見事なポン・ディスパーニョ(スペイン橋)








駐車場から石畳の道を歩き、石造りのスペイン橋を渡ったレストハウスが登山口。
この辺り、気持ち良い散策路もあり、ハイカーも多く訪ずれている。又、ここからリフトで、ゴープ湖へ一気に登る事もできる。
深い樹林帯の中の緩やかな登りで、それ程きつくはない。約1時間程で周囲が開け、ゴープ湖に到着する。藍色のてとても奇麗な湖だ。湖畔にはレストランもあるが、朝の早い時間でもあり開いていない。
湖面に周囲の山々が写るゴープ湖
登山道から振り返って観る
湖畔沿いの右手の道を迂回し、谷間のゆるやかな道を登って行く。振り返るとU字谷にぽっかり浮かぶゴープ湖の素晴らしい絶景が目に入ってくる。比較的楽な道でウレット川の川音を聞きながら、快調に登っていく。しばらく進むと、ヴェニュワールの迫力ある頂が見えてくる。牛が草を食む草原のような場所を過ぎると、目の前には木橋と滝、その奥にヴェニュワール山と、絵も云えない素晴らしい絶景が広がる。滝の下では、テントを張っているグループもおり、昼食時でもあり、煙がたなびいている。
モレーン台地の上に建つウレット小屋
テント場を横に見ながら、手前の岩山を乗り越えると、ウレット小屋に到着する。目の前は広々とした湿地帯で、その奥に氷河を抱いたヴェニュワール山の大岩峰が圧倒的な迫力で迫ってくる。牧歌的なのどかさと、荒々しを2つの顔を持った不思議な風景である。テラスに座り、ランチタイム。ヴュニュワールとは、「困難な山」と云う意味、800mの巨大な壁を登るには、熟練ロッククライマーのみが許される場所なのだろうな。ここから、さらにいくつかのコースがあるようで、右手の崖を登って行くと隣の谷へ抜けられるようだ。心地良い時間を過ごした後、元の道を下り、15:00発のバスでコトゥレに戻る。
ウレット小屋からのヴュニワール山(▲3,298m)

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