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エタンソン川に架かる橋とラ・メイジュ南壁 |
ベースとなる村はラ・ベラルド、グルノーブルからバスで約2時間強、深い谷間の奥の小さな村である。山以外何も所であるが、妙に居心地が良く、1999年,2002年,
2012年と都合3回訪問した大好きな村である。今回のコースは、エタンソン川に沿って谷を登り、名峰ラ・メイジュ南壁の眺めが最高なシャテルレ小屋までの最もポピュラーなコースである
コース概要:山腹を巻くコース
ラ・ベラルド(8:55)~分岐(10:00)~シャテルレ小屋(11:50 13:00)~ラ・ベラルド(15:00)
歩行時間:4時間50分(登り:2 時間50分、下り:2時間)
早朝、トレッキング前にパン、チーズ等を買う登山者 |
早朝、村の通りにはベーカリの屋台が出ており、カンパーニョ等のハードパンとチーズを売っている。パンを買おうかなとも思ったが、ちょっと大き過ぎ、食べきれないので諦めた。村に1軒ある店でフランスパン、水等を購入し、8:55にエタンソン谷へ向かって出発した。
教会の裏手の道を登り、ジグザグの急坂を登っていく。ふと左手を見ると、草むらにシャモアを発見。写真でしか見た事がなかったので、実物を見て少々興奮。カメラを向けようとした瞬間去って云った。急流にかかる橋を渡ると、ハイマツ帯の開けた気持ちの良い所に出て来た。
新田次郎は「アルプスの谷、アルプスの村」でエタンソン谷は、暗く陰鬱な谷と呼んでいた。確かに両側をもの凄い高い岸壁で挟まれており、そんな感じがしないでもなかった。エタンソン川に沿ったゆるやかな登りを快適に登って行くと、橋がある分岐点に出た。どっちへ行くのか迷ったが、前を行く人が橋を渡った左手の道を登っていったので、後を追いていくことにした。結局、これが間違いの基で、ここで地図を良くみて置けば良かったと後で悔いることになった。
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山腹コースから観たラ・メイジュ |
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シャトルレ小屋からのラ・メイジュ南壁 |
小屋の前にテラスがあり、登山者が思い思いの食事を楽しんでいた。さすがローカルな所でもあり、日本人は1人もいない。小屋の裏手の草地で昼食をとるが、寒くなり暖かい物を飲みたくなった。小屋へ入り、スープを頼んだ。これは塩気もなく味もなく非常にまずかった。この先、プロモンテ小屋への登山道が続いているが、殆ど岩場の道である。
1時間程、周囲の景色を堪能した後、下る。
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