2014年7月29日火曜日

残雪が多く残る登山道を抜けヌブラウ山(2,575m)山頂へ

2014.7.3(木)
アヴェラウ鞍部への登りからラガツゥオ方面を振り返る

ドロミテの雄大な景色を観ながら歩くコース、高度を上げていくと登山道にはたくさんの残雪が残り、スリリングなトレッキングも楽しむ事ができる。コルチナ・ダンペッティオからバスで約35分程で到着するコル・ガリーナ(2,054m)からトレッキングをスタート




コース概略:

コル・ガリーナ(9:30)~リーメデス湖(9:50 9:55)~鞍部(10:48)~アヴェラウ小屋(11:00 11:15)~ヌブラウ山頂(11:35 12:15)~スコヤアットリ小屋(12:50)~チンクエ・トッリ小屋(13:15 13:30)~バイドネス(14:10)

歩行時間:3時間30分

コル・ガリーナに下車すると、大岸壁の山々が迫り圧倒される。カフェレストランもある峠は、思っていたより明るく開放感のある広場である。軍の駐屯地なのか、ジープや装甲車、兵士等が辺りにおり、少々もの騒がしさも感じる。バスで乗り合わせたシニアGも同じ方向に向かうようだが、失礼して追い越し先へ行く。
登山口には標識があり、419番のコースを確認して登り始める。カラマツ、樅の林の中の広い谷間の道は良く整備され、歩き易い。

←振り返って観た風景
白地の所が、コル・ガリーナ




小さなリーメデス湖
後方の山はチンクエ・トッリ
道との遭遇に出てくる山のようで、ちょっとSFっぽい


20分程で、リーメデス湖に到着。小さな湖だが、とても美しい。ちょっとしたピクニック
には最適な場所かも…。ここから道はガレ場となり、行き手には残雪がかなり残っている。


7月初旬と云うのに、この雪の多さに少々驚きだ。滑らないように注意しながら雪渓の斜面を登っていく。少々スリル感のある雪渓を登り詰めると鞍部に出て、反対側の谷間が見えてくる。右手には氷河をまとったマルモラードも見え、ちょっと感激。アヴェラウ東壁を巻きながらトラバースする砂利道を下っていくとアヴェラウ小屋が見えてくる。
雪渓を登り詰めると鞍部に出る
ドロミテ最高峰マルモラード(▲3,342m)

アヴェラウ鞍部から反対側の谷間を観る

ヌボラウ山頂にて
アヴェラウ山直下にあるアヴェラウ小屋

スコヤアットリ小屋方面
右手の筒状の岸峰はチンクエトッリ


こちら側は明るい谷間で残雪も岩場もなく気軽に来れるハイキングコースの様相で、
下から大勢のハイカーが登ってくる。アヴェラウ小屋から約20分登り、ヌブラウ山頂(2,575m)に到着。
今まで隠れていた反対側のドロミテの山々が連なる様は正に圧巻である。頂上を極めた者のみが味わえる絶景である
ランチしながら、しばしこの風景を目に焼き付ける。
明るい谷間の道を下りスコヤアットリ小屋へ、間近にはチンクエ・トッリが迫り、その圧倒的な異形に圧倒される。ここにはテレキャビン乗り場が併設され、ここから一気にバイドネスに下れる。チンクエ・トッリを横に見ながら下っていくと、チンクエ・トッリ小屋に到着する。車道~森の中の道を辿り、バス停のあるバイド
ネスへ一気に下る。

ガウラに似た高山植物
親鳥から雛を餌をもらう雛

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