ヴィフレン山 山頂 |
2017/7/15(土)☀
ベースはピリン山脈の麓の街バンスコ、標高は925mでソフィアの南西部に位置しバスで3時間で到着する。冬はスキー、夏はトレッキングで賑わいを見せている。通りからは教会を前にヴィフレン山の勇姿を遠望できる。古い家並みや道も残り、街のそぞろ歩きも楽しむ事ができる。ここを起点に、ピリン山脈の最高峰ヴィフレン山に登る。登山口まではマイクロバスで30分、バスは駅前と街の南端に停車、宿泊したホテルの傍に停まるので都合がよかった。
ヴィフレン小屋(9:08)~草地(9:40)~稜線(10:42)~ヴィフレン山(11:32 12:03)~稜線(12:36)~ヴィフレン小屋(12:35)コースタイム:4時間15分(登り:2時間40分、下り:1時間35分)
眼下にヴィフレン小屋と大きな山塊 |
ホテル近くで停車するマイクロバスに乗り込み、ヴィフレン小屋へ |
ガレ場からピリン山脈を眺望 |
8:30のマイクロバスで標高1940mのヴィフレン小屋に到着、マイカーでやってきた登山客で結構賑わっている。正面には、どっしりとしたヴィフレン山が迫ってくる。ちょっと立山の雄山を彷彿させる。登山口からガレ場の急登が始まる、振り返るとヴィフレン小屋、ピリン山群の山々が見えてきて大興奮である。しばらくすると道は二手に分かれ、真っ直ぐ進むと北東壁をトラバースするルート、左手がヴィフレン山に直登する一般ルートとなる。マイクロバスで一緒だったペアは前者のルートへ進んで行った。
登山口から目指すヴィフレンが正面に見える
僕は安全な一般ルートを登って行く。ガレ場から気持ちよい草地を抜けるとカール地形に入る。カールを巻きながら急登を登り詰め稜線に到着。反対側の山々も姿を現し、谷底には湖を見える。ここから広い岩稜を登り40分程で、ヴィフレン山に登頂。大勢のトレッカーで大賑わいで、歌を歌い踊り始めている人達もいる。山頂の標柱はなく、石を詰め込んだオブジェ(ネパール風)が設置されている。ピリン山脈は太古の昔は海の底で、珊瑚などの死骸が積もり石灰岩の層ができマグマの地熱で大理石に変化し、それを氷河が削り鋭利な屋根や深い谷、多くの湖が形成されてできたという。自然の力には驚きである。
鞍部から頂上への登り 稜線の反対側に見えた湖
あまりお腹がすかず、30分程休憩後下山する。北側を回るルートを下山するか迷ったが、安全パイをとって同じルートを引き返す事にする。小屋上の岩場で周囲の景色をぼんやり眺めていると、急に雨が降って来てあわてて小屋へ避難する。通り雨で2,30分程で止む。14:50のバスでバンスコへ戻る。ムサラ、マリュヴィッツア、リラ7湖、そしてヴィフレン、これでブルガリアの4つの主峰完全制覇。
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