2019年7月11日木曜日

マッターホルン直下のヘルンリ小屋へ


ヘルンリ小屋とマッターホルン
2012/7/22(日)☀ 
 ベースはスイス屈指の山岳リゾート地ツェルマット、観光客が多くホテルも高騰。昔と較べかなり俗化してしまった。今回はマッターホルン直下のヘルンリ小屋までのトレッキング、今回で3回目。昔と較べ登山コースも整備され歩き易くなっている。




コース概略:
シュバルツゼー(8:45)~ヒルリ(9:10)~分岐(9:42)~ヘルンリ小屋(10:26 11:45)~シュバルツゼー(13:00 14:10)~Zum See(12:40 15:27)~ツェルマット(15:45)
コースタイム:4時間25分(登り:1時間40分、下り:2時間45分)

8:15のロープウェイに乗り、2583mのシュバルツゼーまで一気に登る。気温は0℃、周りはガスで何も見えない。8:45、ガスの中を登り始める。スキーリフトの小屋があるヒルリを過ぎると、岸壁に付けられた鉄柵の通路を歩くが、別段怖い事はない。
岸壁に沿うように架けられた鉄柵のハシゴを登る
次々と湧き上がる雲の中から姿を現す 
分岐から少し上がった所から
雲が切れ、白銀に輝く峰々が見えてきた。マッターホルンも雲の中から顔を出すが、ヘルンリ小屋は未だ雲の中。岩山の尾根を登り切ると、北側のツナールの山々の展望が開ける。ここから平坦で快適なジャリ道を歩き、シュタフェルアルプへの分岐に着く。岩場を登って行くと、リスカム~クライムマッターホルンの大展望が広がる。モンテローザは未だ雲の中。ここから本格的な岩登りとなるが、道はしっかりとし迷う心配はない。岩場を回り込むとヘルンリ小屋が見えてくる。最後の登りを登り詰めヘルンリ小屋に到着。小屋の背後にマッターホルンの大岸壁が凄い迫力で迫る。次々と湧き上がる雲が中々取りきれない。
北側にはツナールアルプスの山々の大展望

小屋裏手の岩場からモンテローゼ(左端)方面を望む
マッターホルン登頂を目指すクライマー達
北壁の氷河の奥にダン・ブランシュの姿
小屋の裏手の岩場を登ると巨大な岸壁が迫る。ここから先は本格的なクライマーの世界である。岩場に座り、氷河と白銀の山々の大パノラマを心ゆくまで楽しむ。モンテローザも雲が切れ優雅な姿を現す、正に絶景である。小屋の暖かいスープを飲みながら景色を満喫。1時間以上滞在した後、同じルートをシュバルツゼーまで一気に下る。ツェルマットへは⑫のコースを取る。草原の気持ちよい道をZum Seeを経てツェルマットに15:45に帰着。

岩場に咲いていた高山植物

礼拝堂とツナールアルプスの山々が湖面に映る シュバルツゼー湖畔にて

くっきりと晴れ上がった青空に聳えるマッターホルン(ツェルマットから)

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