2018年8月25日土曜日

サッソルンゴ周遊

2014.7.11(金)☀ ベースはガルデーナ谷最奥のセルヴァ村
 岩の殿堂サッソルンゴ(▲3181m)
テレキャビン乗り場バス停からバスに乗車、つづら折りの細い道路を約40分でセラ峠に着。目の前にはサッソルンゴの巨大な岩山が大迫力で迫ってくる。早朝は小雨がぱらついていたが、天気は回復方向で青空が見えてきた。峠からはいくつものトレッキングコースがあり、各々にNo.がふってある。今日のコースはサッソルンゴの岸壁を周遊する526~525のコースを歩く。





コース概略:
セルヴァ--------セラ峠(9:52 10:16)~コミチ小屋(11:00 11:08)~Col de Mesdi(11:52 12:05)~~2085 JunctionVinceza(12:38 13:00)~~2083 Junction~セルジ高原分岐(14:00)~セルヴァ(15:35)
トレッキングスタート地点のセッラ峠
テレキャビン駅のあるコミチ小屋
山腹をトラバースする石灰岩質の登山道を歩く
コミチ小屋と2083Junction中間の峠
左手のサッソルンゴを見上げながらほぼ平坦な道を進む。約45分でテレキャビン駅終点のコミチ小屋に到着。レストランも備えた青屋根の素敵な小屋である。小屋の後方はサッソルンゴの北東岩壁、大迫力な眺めに圧倒される。ここから山腹を巻く斜面をトラバース、石灰岩質の砂利道を下って行く。森の中に入り、ゆるやかな坂道を登っていくとMesdi峠に出る。ベンチに座り、しばし休息。2083ジャンクションを過ぎ、ジグザグの急坂を35分、目的のビンセント小屋に到着。この先の小屋まで行くつもりだったが、残雪が多くあきらめる。テラスには大勢のトレッカー達がランチと会話を楽しんでいる。手頃な岩場に腰かけてランチ。雪渓を歩いている登山者が結構いる、彼らは上の小屋を目指しているのかな。雲が湧いてくると急に寒くなってきた。30分程で切り上げて下山。下りはサン・クリスティーナ経由、セルヴァへ至るNo.35のコースを辿り15:35分にホテルに戻る。
ヴィンセンツァ小屋 2253m
フウロの仲間


2018年8月15日水曜日

バルカン半島最高峰のムサラ山へ

ガレ場の登りの先にエリザベスシェルターが見える
2017/7/6(日)
プロヴディフからマイクロバスで約2時間のスキーレゾートのボロヴェッツに滞在し、バルカン半島最高峰のムサラ山頂への日帰り登山。
冬は大勢のスキー客が押し寄せるせいか、大型ホテルが建ち並ぶが、夏場は閑散とし比較的静か。




コース概略:4時間
ボロヴェッツ(8:20)--------ゴンドラ山頂(9:35)~ムサラ小屋(10:22 10:40)~エベレスト・シェルター(11:42 11:53)~ムサラ山(12:12 13:07)~エベレスト・シェルター(13:28)~ムサラ小屋(14:16 14:40)~ゴンドラ山頂(15:30)--------ボロヴェッツ

ゴンドラ頂上駅ヤストレベッツにて
ゴンドラリフトで25分、標高2630mのゴンドラ駅(ヤストレベッツ)に到着。麓では見えなかったムサラ山が見えてくる。堂々とした山並みに心が躍る。ここから埃っぽい林道歩き、左下の谷は沢が流れる湿地帯。こちらも歩けるようだが、歩いている人は見当たらない。1時間程で湖が点在するムサラ小屋に到着。カールを抱いたムサラ山は、黒部五郎岳に似ているような。ここから本格的な登り、湖に沿って進み岩がゴロゴロした登山道を登って行く。
ムサラ小屋周辺は湖が点在する楽園
岸壁に囲まれたIcy Lake 
ブルガリア最高峰ムサラ山頂
息せき切って登り、山頂直下のエベレスト・シェルターに到着。ここは残雪が豊富で、湖は半分くらい雪に閉ざされている。ガレ場の急坂を30分、測候所、小屋が完備されたムサラ山(▲2925.4m)登頂。頂上は割と広々としている、前方に聳える岩山から登山者が降りてくる。岩肌が露出した登山道は北アルプスを思わせる。さすがブルガリア最高峰、360度の大展望である。これから登る予定のビフレン(第2の高峰)、マリオヴィッツァ、リラ湖の山々が間近に見える。
ムサラ山頂から歩いてきた登山道を振り返る 
振り返ると登ってきたコースが一望、良く登って来たもんです。岩場に座り、素晴らしい展望を目に焼き付ける。登山者が降りて来た岩場を回って下るコースもあるようだが、きつそうなので止め同じコースを下る。風格のあるムサラ山と点在する湖、大自然の息吹きを感じる素晴らしい山であった。



山頂からリラ湖方面を望む


2018年8月11日土曜日

ポーランド・タトラ山脈の2つの山上湖を目出して

2016.8.13(水)☀️
ヴィエルキ・スタヴ・ポルスキ湖手前の岩場のテラス













ベースはポーランド・タトラ山脈を代表する山岳リゾート・ザコバネ、以前から来たかった地で期待でワクワクする。
にぎやかなザコバネの中心クラプフキ通り


モルスキエ・オコ湖入り口のロッジにて











コース概略:
ザコバネ7:57-----Polana Polenica8:30〜分岐8:50〜モルスキエ・オコ湖9:36 9:52〜湖端10:15 10:23〜ヴィエルキ・スタヴ・ポルスキ湖10:45 11:55〜湖端12:15〜モルスキエ・オコ湖12:40 12:48〜ショップ13:05 13:24〜Polana Polenica14:34 15:00———ザコバネ15:27


ヴィエルキ・スタヴ・ポルスキ湖への登山道 
良く整備され歩き易い
ヴィエルキ・スタヴ・ポルスキ湖

今日のコースは人気のモルスキエ・オコ湖と、その上の湖までのトレッキング。駅前から頻繁に出ているマイクロバスに乗車。7:15発のバスは満席で立っている人も何人かいる。高度を上げ。山中を約35分で登山口に着く。入り口で入山料(5zl)を払っている内に、もう誰もいない。皆さん、行動が早い。モルスキエ・オコまでずっと舗装された道を、ひたすら歩き続ける。単調で延々と続く道で変化がなくうんざりする。それにしても皆さん、歩くのが早いです。おかげで、こっちも自然と早足になってしまう。ポッカポッカと音がする、振り返ると乗り合い馬車が登ってくる。

乗客は横向きに座り、気持ち良さそうです。
ヴィエルキ・スタヴ・ポルスキ湖
1時間40分程でモルスキエ・オコ湖に到着。周りの山々がコバルトブルーの湖面に投影されている。まさに山上の楽園、素晴らしい景色です。ホテルレストラン前のテラスで寛ぐトレッカーを横目で見ながら先へ進みます。湖端の登山口から約30分の急登を登り切ると、もう一つの湖に出る。モルスキエ・オコ湖を眼下に見下ろす、息を飲む絶景です。リュシー山へと続く登山道はジグザグな急傾斜で、とても登る気力がない。2つの湖を見れる所まで登れば良かったかも...。湖畔でランチ、雄大な景色に満足し下山する。下からは続々とトレッカーが登ってくる。このコース、湖や山自体は申し分ないが、登山道の殆どがアスファルトで、山登りって気分でないような…。

キキョウの仲間

2018年8月9日木曜日

ドロミテの岩山グラン・ラガツォイを周回するコースを歩く

2004/8/9(月)
絶好の展望テラス ファネス・グランデ
コース概略:
ファルツァレーゴ峠(9:30)--------ラガツォイ(10:10)~フォルクラ・ラガツォイ(10:30 10:36)~ファネス・グランテ(11:45 12:20)~分岐~ファルツァレーゴ峠(13:45)
コースタイム:2時間45分

今回のコースは巨大な岩山グラン・ラガツォイを周回するコース。コルチナ・ダンペンッツォからファルツァーゴ峠までは、バスで40分。ここからロープウェイで5分、展望台のあるラガツォイに到着する。小屋の先の展望台から360度の大展望を楽しんだ後、トレッキングスタート。
下りからラガティオを振り返る
大迫力のグラン・ラガツォイ
グラン・ラガツォイを正面に見ながらガレ場を下っていく、第1次戦争の塹壕跡がいくつかも残っており興味深い。下リきった地点に標識があり、右手は峠へ下るコース。眼前に迫る岩山をしばらく進むと再び分岐点に出る。
グラン・ラガツォイの岸壁をトラバースする登山道
殆どのトレッカーは下方に見える小屋を目出すようだ。岸壁をトラバースする登山道は、はじめは平坦だが次第に傾斜がきつくなる。途中、道がわからなくなってしまった。引き返すと矢印を見つける。下ばかり見て歩いていたので矢印を見落としてしまったようだ。矢印に従って道を登りきると、いきなり開けた場所に出る。天然の岩場のテラス(ファネスグランテ)に到着である。ここからの眺めは素晴らしく、ドロミテの大パノマが広がる。垂直の岸壁に取り付くクライマーの姿も見える。雄大な景色を眺めながらランチ、山の醍醐味である。迫力ある景色を堪能した後、下山。グラン・ラガツォイの東側を回り込み、ファルツァレーゴ峠まで一気に下る。


イタリアアルプス最高峰マルガリータ