2015年4月17日金曜日

Tatranska Magistralaトレイル~タトリ山脈②

Slavkovsky Stit(2452.4m)から
タトリ山脈最高峰ロ ムニツキー・シュテート(2634m)
2010.8.13
今回はタトリ山地を西から東へ縦断するタトランスカ・トレイルを歩く。深い森を抜け、山麓を一望しながら山腹をトラバースする最もポピュラーなコースである。初めてタトリ山地を歩くのには最適なコースである。今回のコースはずっと赤マークのトレイルを歩く。






コース概略:
フレビエノック(9:30)~ザモコフスキー小屋(10:20 11:00)~スカルテナ・プレソ(11:55)----Lomnicke Seldo~Slavkovsky Stit~Lomnicke Seldo----スカルテナ・プレソ(14:50)~タトランスカ・ロムニツァ(16:18)
歩行時間:3時間10分

トレッキングスタート地点、左側に展望台
標識がしっかりしていて、心強い
スタリー・スモコヴェッチからケーブルカーで約10分、登山スタート地点のフレビエノック(1285m)に到着。駅から5分程上がった所には展望台があり、谷を隔ててタトリ山地の山々を展望できる。気軽にアクセスできるせいもあり、大勢のトレッカーでかなりの賑わいである。赤い屋根の登山口から、赤のマークに従って良く整備された道を下っていく。一旦沢に出てからゆるやかな登り、石が敷き詰められ非常に歩き易い。30分程歩くと、滝が見えてくる。
山小屋へ届ける荷物を背負う強力の若者

開けた谷間にひっそりと佇むザモコフスキー小屋
タトリ山地の山小屋は、どこも見栄えが良い
さらに進むと、視界が一旦開けるが、再び森の中を入りハイマツ帯を抜けるとザモコフスキー小屋(Zamkovskeho chata)に着。沢の畔に建つ立派な山小屋のテラスには大勢のトレッカーが憩いでいる。左の緑マークの道は、Teryho chataへ向かう登山道のようだ。天気は徐々に回復、青空が見え始めた。日が指すと、力が湧いてくる。40分程休憩後、腰を上げる。
登山道に建つスカルナタ小屋(Skalnata chata)

少し登ると視界が一気に広がる、眼下にタトリ山麓の村々を一望できる気持ち良い登山道を約1時間でスカルナタ小屋に到着、さらに2,3分でロープウェイ乗り場に到着する。

裏手にあるスカルテナ湖の岩場でランチタイム。正面のタトリ山地最高峰ロムニツキー・シュテートが実に絵になる。まるで一幅の絵画を見てるようだ

スカルナ テ湖畔からのロ ムニツキー・シュテート(2634m)
 
左上の赤い点のように見えるロープウェイで頂上まで登れる


チェアリフトで鞍部のLomnicke Seldo(2190m)まで登る。リフトを降りると、すぐ目の前に ムニツキー・シュテートが大迫力で迫ってくる。凄い迫力である。
数分で稜線に出ると、今まで見えなかった山々が、いきなり顔を見せる。3,000mに満たない山々であるが、北アルプス級の雄大な山々の素晴らしさは感動ものである。20分程でSlavkovsky Stit(2452.4m)に到着。

Slavkovsky Stitからの眺望
アルプス級の山々が連なる、素晴らしい眺め!!
険しい山々に囲まれたU字谷には、2つの湖と湖畔に建つ山小屋(Teryho chata)、さらには小屋へ至るジグザグに走る登山道も見える。さっき通ってきたザモコフスキー小屋からの緑のコースを歩けば行けるようだ。次ぎに来る機会があれば、是非訪れたい。あの山々を超えるとたポーランドであろうか。ポーランドからのルートも良さそうだ。しばらく雄大な景色を堪能する。名残惜しいが腰を上げ、チェアリフトでスカルテナ・プレソまで下る。鉄道駅のあるタトランスカ・ロムニツァまで約1時間30分、ひたすら下り続ける。