2022年5月22日日曜日

ガレ場を横切るシャモア親子~マルカダウ谷

2005/8/16(火)
石造りの教会

岩場に立ち、警戒するシャモアの親

昨日登ったウレット小屋の谷を隔てた反対側にもう1つ谷があり、今回はこのマルカダウ谷をトレッキングする。
ホテル側の事情で部屋を移る事になり、その埋め合わせなのかポン・デスパーニョまでは息子さんが送ってくれた。
 
今日も絶好の登山日和、8:40トレッキング開始。レストラン右を迂回し、マルカダウ川に沿って歩いていく。平坦な道を約40分、前方にコレット小屋が見えてきた。小屋を過ぎ、橋を渡り進んでいくと分岐点、右に曲がると湖を周回する6時間30分コース。殆どのトレッカーは真っすぐ進んでおり、その後に追従する。ここから本格的な登りとなるが、然程きつくはない。ピークを超え橋を渡ると牧草地に出る。その先の岩場で、斜面をトラバースするシャモア親子に出会う。めったにお目にかかれない野生のシャモア、しかも親子が見れてとてもラッキー。斜面を横切るまで、飽きずに見ていた。岩場の登りを約40分、前方にウルトン小屋が見えてくる。

ウルトン小屋への登り



ウルトン小屋と教会


大きな小屋だが、人気がまったくなく無人かも…?奥に石造りの教会がある。広々と開放的な谷で、マルカダウ川が流れる周囲には牧草地が広がり牛たちがのんびりと草を食んでいる。まるで絵葉書のような牧歌的な風景である。手頃な草地を見つけ、早目のランチタイム。小屋の裏手の登山道を辿ると湖周回コースに繋がり、朝通過した分岐路に出るみたい。ちょっと魅力を感じたが、時間が気になり元の道を下山14:35登山口に戻る。

 

小屋下に広がる牧草地 典型的なピレネーの風景


ピレネーは、エクランのような荒々しさはなく、ソフトで牧歌的な印象が強い。
 

2022年5月16日月曜日

山上湖を巡るパノラマコースを歩く

2014.7.14()

Largo Serodoli (2370m)
奥にジェラード湖

コース概略:

テレキャビン駅(9:00)----プラタラーゴ(9:15 9:25)~セロドイ湖(11:18 11:30)L.Nambino(12:50 13:30)~マドンナ・ディカンピリオ(14:10 )

暑い雲に覆われ、今にも雨が降りそうなあいにくな天気。村の北端にあるゴンドラで15分、標高2100mのプラタラーゴ山上駅に到着。人が誰もいなく寂しいと云うか少々不安になる。北側に湖と小屋が見える。今日のコースは「5湖巡り Giro del 5 Laghi」、反対側の226番のコースである。標識に従って出発。まずはゆるやかな坂を登った後、ほぼ平坦な道をトラバースしていく。雲が多めだが、左手にマドンナ・ディカンピリオ村、その背後にプレンダ山群を一望できまずまずである。

眼下にナンビーノ湖を見ながら歩く



目印のペンキを確認しながら岩場のガレ場を進む
正面の山はモンテ・ナンブローネ(左)とモンテ・ゼレードリア(右)



何カ所のガレ場では目印のペンキ(赤白)を見失いように注意して歩く。下から上がってきたガスで一面何も見えなくなったが、しばらくすると消えホッとする。歩いている人は誰もいなく、セルドイ湖手前でドイツ人女性と出会った時はホッとした。ジェラード湖を回ってから下山、明日帰国するそうだ。岩がゴロゴロしたセルドイ湖畔には避難小屋と一張りのテント。セルドイ湖を前景にしたブレンダ山群の眺望が素晴らしい。奥のジェラード湖まで行く予定だったが、雨が降りそうなので止め203のコースを下る。小さなネロ湖、見晴らしの良い峠を経て1時間20分でナンビーノ湖に到着。湖畔のレストラン近くで遅いランチ。40分程休憩した後、マドンナ・ディカンピリオに下っていく。村に着くやいなやシャワー、早目に下山して正解でした。

ナンビーノ湖畔に建つナンビーノ小屋