2022年12月13日火曜日

快適な稜線歩きを楽しみながら大カスプロヴィ山へ

Plelcz峠への登り

2016/9/2(
木)

コース概略:
クジニツェ(9:52)Kalatowki小屋(10:20 10:28)Kontratowa小屋(10:58 11:10)Plelcz(12:23 12:42)~大カスプロヴィ山(14:08) ------- クジニツェ
コースタイム:2時間50







9:27
発のミニバスでクジニツェへ、案の定ロープウェイは長蛇の列。とても並ぶ気にならない。
公園入り口にはゲートがあり、入山料5zlを払って中に入る。入山料を払わず素通りする女性もいる、チケット買っていた女性はあきれ顔である。こういう人どこにもいますね。ゆるやかな登りを30分でKalatowki小屋に到着。さらに30分で明るく開けた草原が広がるKontratowa小屋に着く。分岐点で右は青、左は緑のコースとなっている。殆どの人達は右手の道を登って行く。どっちに行こうか迷ったが、緑のコースを進む事に。つきず離れず歩いていた女性も緑のコース、この女性すこぶる足が早い。ゆるやかな登りから、徐々に勾配がきつくなり足取りも重くなる。2回休憩を挟み12時過ぎ、稜線に出る。やれやれである、昨日の登山の疲れが残っていたのだろうか。
Plelcz峠

スロヴァキア側の山

山頂が見えてきた
目出す大カスプロヴィ山が稜線が先に見える。反対側の稜線から続々と登山者が下ってくるが、Kontratowa小屋分岐で青のコースを登った人達かと思う。あっちのコースの方が変化があって面白かったかも...。朝買って来たパンで昼食を食し、大カスプロヴィ山に向かって歩き出す。快適な稜線歩きで、ピークの山はトラバースしていくので楽チンだ。右手の谷はスロヴァキア側で、奥にはスロヴァキア側のタトリ連山が見える。あっちの方が荒々しく男性的である。前方にロープウェイ駅が見え、最後の登りを登り切り頂上に到着。何かすごく疲れてしまった。クジニツェまでは2時間だが、かなり疲れてしまったのでロープウェイで下る事にする。このコースは荒々しさはなくゆったりとした山容でちょっと物足りなかった。

2022年8月10日水曜日

ロマンシュ渓谷を歩く

アルプ・デュ・ヴィラールダレーヌ小屋 (2076m)


2006/8/13(日)ラ・グラーヴェをを拠点として、ⓘで教えてもらったロマンシュ渓谷を歩く。ロータレー峠からロマンシュ川上流のアルプ・デュ・ヴィラールダレーヌ小屋を経て、川のせせらぎを聞きながら変化に富む渓谷コースを歩く。


コース概略:



ロータレー峠10:05到着。周囲はガスに包まれ視界ゼロ、おまけに風とシャワーの洗礼を受けとても寒い。天気は良くなく景色は期待できそうもない中、トレッキングを開始。ロマンシュ渓谷へは左手の山裾の平坦な道を巻いていく。ガスは一向に取れない。1時間程で眼下に谷川見えてきた。右手に谷底を見ながら小屋に向かって下って行くと、滝に出る。滝を渡り少し行くとマーモットが走り回っている。巣穴から顔を出していたり、子供も走り回っている。この辺り一帯はマーモットの生息地のようだ。小さな石橋を渡り、少し登るとアルプ・デュ・ヴィラールダレーヌ小屋だ。テラスもあるが寒いので中で暖かい飲み物でも飲もう。ショコラを頼みクロワッサンでランチタイム。

奥に進むとArsine峠へ、右手の支流を遡るとLe Paveへ至る

小屋は、ちょうどこの分岐点に位置する


小屋の前には慰霊碑だろうか、塔が建っている。その先の深いU字谷に向かってパヴェ山小屋へ至る登山道が走る。計画では、そこまで行くつもりだったが天気も今一、さらに午後を回ってしまった事もあり断念する。雲が切れて奥の山々が見えないかと期待したが、その気配はない。ラ・グラーヴェへ下山する。

ラ・グラーヴェへと至る登山道


登山道はロマンシュ川沿いに沿って続いている、ラ・グラーヴェまでは約600mを下って行く。左側は3,000m級の山々が見えるはずだが、雲に覆われ何にも見えない。1時間30分程でキャンプ場が見えてくる。Arsihe村、ヴィラール・ダレーヌ村を過ぎ、小さなピークをup.downすると右手にラ・グラーヴェが見えてくる。

2022年5月22日日曜日

ガレ場を横切るシャモア親子~マルカダウ谷

2005/8/16(火)
石造りの教会

岩場に立ち、警戒するシャモアの親

昨日登ったウレット小屋の谷を隔てた反対側にもう1つ谷があり、今回はこのマルカダウ谷をトレッキングする。
ホテル側の事情で部屋を移る事になり、その埋め合わせなのかポン・デスパーニョまでは息子さんが送ってくれた。
 
今日も絶好の登山日和、8:40トレッキング開始。レストラン右を迂回し、マルカダウ川に沿って歩いていく。平坦な道を約40分、前方にコレット小屋が見えてきた。小屋を過ぎ、橋を渡り進んでいくと分岐点、右に曲がると湖を周回する6時間30分コース。殆どのトレッカーは真っすぐ進んでおり、その後に追従する。ここから本格的な登りとなるが、然程きつくはない。ピークを超え橋を渡ると牧草地に出る。その先の岩場で、斜面をトラバースするシャモア親子に出会う。めったにお目にかかれない野生のシャモア、しかも親子が見れてとてもラッキー。斜面を横切るまで、飽きずに見ていた。岩場の登りを約40分、前方にウルトン小屋が見えてくる。

ウルトン小屋への登り



ウルトン小屋と教会


大きな小屋だが、人気がまったくなく無人かも…?奥に石造りの教会がある。広々と開放的な谷で、マルカダウ川が流れる周囲には牧草地が広がり牛たちがのんびりと草を食んでいる。まるで絵葉書のような牧歌的な風景である。手頃な草地を見つけ、早目のランチタイム。小屋の裏手の登山道を辿ると湖周回コースに繋がり、朝通過した分岐路に出るみたい。ちょっと魅力を感じたが、時間が気になり元の道を下山14:35登山口に戻る。

 

小屋下に広がる牧草地 典型的なピレネーの風景


ピレネーは、エクランのような荒々しさはなく、ソフトで牧歌的な印象が強い。
 

2022年5月16日月曜日

山上湖を巡るパノラマコースを歩く

2014.7.14()

Largo Serodoli (2370m)
奥にジェラード湖

コース概略:

テレキャビン駅(9:00)----プラタラーゴ(9:15 9:25)~セロドイ湖(11:18 11:30)L.Nambino(12:50 13:30)~マドンナ・ディカンピリオ(14:10 )

暑い雲に覆われ、今にも雨が降りそうなあいにくな天気。村の北端にあるゴンドラで15分、標高2100mのプラタラーゴ山上駅に到着。人が誰もいなく寂しいと云うか少々不安になる。北側に湖と小屋が見える。今日のコースは「5湖巡り Giro del 5 Laghi」、反対側の226番のコースである。標識に従って出発。まずはゆるやかな坂を登った後、ほぼ平坦な道をトラバースしていく。雲が多めだが、左手にマドンナ・ディカンピリオ村、その背後にプレンダ山群を一望できまずまずである。

眼下にナンビーノ湖を見ながら歩く



目印のペンキを確認しながら岩場のガレ場を進む
正面の山はモンテ・ナンブローネ(左)とモンテ・ゼレードリア(右)



何カ所のガレ場では目印のペンキ(赤白)を見失いように注意して歩く。下から上がってきたガスで一面何も見えなくなったが、しばらくすると消えホッとする。歩いている人は誰もいなく、セルドイ湖手前でドイツ人女性と出会った時はホッとした。ジェラード湖を回ってから下山、明日帰国するそうだ。岩がゴロゴロしたセルドイ湖畔には避難小屋と一張りのテント。セルドイ湖を前景にしたブレンダ山群の眺望が素晴らしい。奥のジェラード湖まで行く予定だったが、雨が降りそうなので止め203のコースを下る。小さなネロ湖、見晴らしの良い峠を経て1時間20分でナンビーノ湖に到着。湖畔のレストラン近くで遅いランチ。40分程休憩した後、マドンナ・ディカンピリオに下っていく。村に着くやいなやシャワー、早目に下山して正解でした。

ナンビーノ湖畔に建つナンビーノ小屋