2017年10月13日金曜日

美しい谷を直登しリラ山脈の名峰マリョヴィッツァ山へ

沢が流れる岩場の登り 正面の右手が目指す山頂
2017/7/9(日)
 ベースはサモコフからバスで30分のゴヴェルダリツァ村。ブルガリアの原風景が印象的な素朴な村である。村を歩くと、あちこちにコウノトリの巣や、放し飼いの鶏に出会える。ここを起点に、リラ山脈の名峰マリョヴィッツァ山に登る。登山口まではマイクロバスで30分、2本/日(行き8:30、帰り17:00)が出ている。
コース概略:
登山口(9:10)~マリョヴィッツァ小屋(9:57 10:12)~~モニュメント(10:51 10:54)~湖(11:40 11:50)~稜線(12:18 12:22)~マリョヴィッツァ山頂(12:40 13:07)~稜線(13:20)~湖(13:40)~モニュメント(14:12)~マリョヴィッツァ小屋(14:42 15:00)~登山口(15:40)
コースタイム:5時間15分(登り:3時間、下り:2時間15分)

緑の草地の彼方にマリョヴィッツァ山
大勢の登山客が憩うマリョヴィッツァ小屋
8:30のマイクロバスで登山口には9時到着。休日とあって、たくさんの車が停まっている。森林の中に開けた草原があり、その先にマリョヴィッツァ山の雄峰が聳えている。草原を抜けると、ゆるやかな林道に入る。岩がゴロゴロしているが、道はしっかりしている。50分程でマリョヴィッツァ山に到着。ここから赤マークのコースに入り、マリョヴィッツァ川沿いに広がるキャンプサイトを横目に見ながら沢が流れるガレ場を登って行く。いくつか徒渉箇所があるが危険な所はない。
大きな岩の上には亡くなった登山者の墓碑銘が

稜線から赤い屋根のリラ修道院を遠望
稜線から歩いてきた谷を見下ろす
ケルンが積まれた山頂(▲2729m)
40分程で開けた湿地帯に出る。大きな岩に山で亡くなった方々のモニュメントが刻まれている。岩場の急登を45分、湖が見えてきた。稜線まで後一息、最後の急坂を登りきると稜線に出る。下方の森の中にリラ修道院が見える。20分程でケルンが立つマリョヴィッツァ山頂に到着。見上げたときは男性的な山だなあと思っていたが、山頂周辺は平坦な牧草地で岩場とのギャップが大きい。雄大な展望を愛でながらランチしながら30分程休憩後、下る。標高は高くないが、沢、岩場ありと変化に富んだ登りがいのある山です。





2017年8月18日金曜日

ノイスヴァンシュタイン城を見下ろす絶景コースを歩く

ブランダーシュローフェン
2011.8.21  
バイエルン・アルプスの山麓の街フュッセンに滞在、森と緑豊かなトレイルを歩き、テーゲルベルクの主峰に登頂後、ノイスヴァンシュタイン城を裏側から眺める絶景コースを歩く。
コース概略:
フュッセン~シュバン湖(8:30)~シュバン湖(9:20)~ホーエンシュヴァンガウ(9:52)~テーゲルベルク(10:40)-------山頂駅(11:00)~ブランダーシュローフェン(11:30/45)~山頂駅(12:00)~展望台(12:50 13:07)~マリーエン橋(15:05)~ベラート渓谷(15:18)~ホーエンシュヴァンガウ(16:06)~シュバルツ湖(16:40)~カルバリアンベルク(17:12 17:25)~フュッセン(18:00)

遊歩道に備えられた道標
この道はレヒ川に沿ってオーストリアへ抜けられる
緑の草原と丘の上に建つノイスヴァンシュタイン城
8:30にホテルを出発、フュッセンの街中を抜けレヒ川に沿って歩いていく。青緑色のレヒ川は綺麗で魅了されるが、白濁していて透明度はない。
レヒ川に架かる橋を渡り、しばらく車道を歩いていくとシュバン湖の標識を見つける。ここから森の中のトレイルコースを進む。25分程歩くとシュバン湖に到着。透明度が高く、風光明媚な湖である。地元の人達が気持ち良さそうに泳いでいる、ヨーロッパでは良く見かける風景である。さらに進むと、行く手に崖の上に建つノイスヴァンシュタイン城が見えてくる。平坦なトレイル道を快調に歩き、ホーエンシュヴァンガウに到着。街の外れからロープウェイ駅へのトレイル道を歩き、ロープウェイに乗って一気に山頂駅に上る。
テーゲルベルク山頂駅
十字架がある頂上へ辿る登山道
ブランダーシュローフェンまでは標高差180m程だが、山頂近くは細い尾根で鎖場も岩場で、両側が断崖と少し足がすくむ場所もあるので気を付け登っていこう。十字架の建つ頂上は広く、腰を下ろしてゆっくりできる。頂上からは城は見えないが、ドイツアルプス、フュッセンの街並、湖の素晴らしい景観を一望できる。15分程、風景を楽しんだ後、かなりの急坂を慎重に下り山頂駅に戻る。

マリエン橋への下り坂からは、
ノイスヴァンシュタイン城の前景が見える(絶景!!)
説明を追加
マリーエンブリュッケの標識に従って、かなりの急坂下っていく。50分程下ると道を外れた所に小高い丘があり、ここからのノイスヴァンシュタイン城の眺めは実に素晴らしい。城を眺めながら、軽い昼食を取る。途中でドイツ人の若者から写真を頼まれる。携帯電話のカメラの画質が良くないので、自分のカメラで後日メールで送ってやる事にした。さらに、マリーエン橋で待っていた母親と一緒の写真も撮ってあげた。母親同伴とは結構親孝行の若者ですね。ベラート渓谷を周遊し、元のトレイル道を辿りフッセンに戻る。